トランプに掲載の54種の鉱物を徹底的に分析!これで鉱物博士になれちゃうよ。
遊び方
♡ハートの鉱物たち
♡1ダイヤモンド
元素鉱物のひとつ。
炭素だけで作られている。
硬度が10と鉱物の中で一番硬い。
ダイヤモンドが硬い理由は炭素の結晶構造にあり、ダイヤモンドの炭素はピラミッド型に並んでいる。
不純物を含むと色が変わり窒素を含むと黄色、ホウ素を含むと青色になる。
♡2スペサルティンガーネット
ガーネットは、成分の違いで約14種類に分かれていてすべて色も違う。
また、ガーネットとは柘榴石の宝石名である。
赤色~オレンジ色のスペサルティンガーネットは、マンガンとアルミニウムが主な成分。
十二面体や二十四面体が主な形になる。
♡3ウバロバイトガーネット
バロバイトガーネットは、主にカルシウムとクロムを含んでいる。
また、ガーネットのなかでもレア度の高い鉱物。
結晶は約1㎜となり、大きくても3㎜前後なのでアクセサリーになることは少ない。
♡4メラナイトガーネット
主に黒色でとれるメラナイトガーネットは、アンドラダイトガーネットの変種。
アンドラダイトガーネットのグループは、ガーネットの中でも最も希少で、ショーロマイトガーネットとメラナイトガーネットに分かれる。
♡5翡翠(ひすい)
翡翠は、日本でとれる鉱物で主に白色と緑色または紫色をしている。
翡翠は歴史が長く、約5000年前からいろいろなものに加工されてきた。
緑色、または紫色が濃く、透明度の高い翡翠ほど価値が高い。
♡6ルビー
ルビーは、赤色のコランダムの宝石名。
赤色が濃く、透明度が高いほど値段が高くなる。
特に、ミャンマーでとれるルビーは高級品で赤ワイン色をしている。
♡7アクアマリン
アクアマリンは、緑柱石の中でも鉄を含み透き通った水色のものを指す。
エメラルドに比べて、比較的大きな結晶が見つかりやすい。
値段も、エメラルドに比べると安い。
産地は主にブラジルやナイジェリアなどである。
♡8エメラルド
エメラルドは、緑柱石の中でもクロムやバナジウムを含み、透き通った緑色のものを指す。
また、エメラルドはマグマの影響をうけているところにある。
アクアマリンと比べ大きな結晶は稀である。
主な産地はコロンビア。
♡9ペリドット
ペリドットはオリーブ色をしている。
火山の近くで取れる。
宝石としても価値が高く、1900度まで溶けないことから耐火物としても幅広く使われている。
♡10ターコイズ
ターコイズは、トルコ石の宝石名で約6000年前から発掘されている。
透明ではなく不透明の鉱物で、水色~青色をしている。
昔から装飾品として使われていた。
♡J琥珀(こはく)
琥珀は、数百万年前~数億年前の松や杉などの樹脂が化石化したものを言う。
硬さが2.0と低く、とても壊れやすい。
琥珀の中に虫が入っている「虫入り琥珀」は、アクセサリーとしても人気が高く、年代測定の鍵にもなる。
♡Qオパール
オパールは、水と珪酸からできている。
また、低温で長い時間をかけて生成される鉱物。
熱や乾燥に弱く保管には注意が必要。
日本の温泉地からもオパールが見つかることもある。
♡Kトパーズ
トパーズは宝石で、主にブラジルから発掘する。
その中でもブラジルの一部地域から発掘する「インペリアルトパーズ」という、シェリー酒色のトパーズが価値が高いとされる。
♡の鉱物について
♡のトランプには皆さんがよく知っているような宝石になる鉱物を入れました。(例外もあります)
♡のトランプの鉱物は宝石としてアクセサリーなどに使われることが多いです。
アクセサリーの入手は簡単ですが、原石となると入手が難しくなってきます。
♢ダイヤの鉱物たち
♢1クオーツ
クオーツは無色透明な水晶である。
ブラジルやアメリカが主な産地。
このクオーツの中に不純物が含まれると、色付きの水晶となる。
♢2アメシスト
アメシストは水晶に含まれている、ケイ素のごく一部が鉄イオンに置き換わることで、紫色に発色する。
アメシストは熱に弱いため、日光を当てっぱなしにしてしまうと、色が薄くなってしまう。
♢3スモーキークォーツ
スモーキークオーツは、水晶に含まれているケイ素の一部がアルミニウムイオンに置き換わり、そこに多量の放射線が当たると発色すると言われているが、まだ明確な発色原因は分かっていない。
♢4シトリン
シトリンはクオーツにマグマによる熱干渉を受けたり、放射線が加わったりすることでできる。
しかし、その原理を利用してアメシストを人工的に加熱してできたシトリンが多く出回っている。そのため天然のシトリンはとても希少。
♢5ガーデンクオーツ
ガーデンクオーツは、水晶の中に緑泥石が内包物として入り込むことによってできる。
一般的に天然石は内包物があると価値が下がってしまう。
しかし、ガーデンクオーツは内包物がたくさんあるほど価値が上がる。
♢6オーケン石(オーケンセキ)
オーケン石は、触りごごちがわたのようにふわふわしている。
玄武岩などの火山岩の晶洞中にできる。
硬度が5、0と硬さはあるので、強くにぎらないかぎりは壊れない。
♢7サルファー
硫黄は火山の周りで発掘される。
主に紙やゴムを作るときに使われる。
昔は日本でも採取できた鉱物で、今はイタリアなどで発掘される。
♢8タイガーアイ
タイガーアイは、見た目はとても綺麗だが有毒である。
石綿の500倍にもなる、青石綿という発がん性のある毒を含んでいる。
タイガーアイは、主に宝飾品に利用されてシャトヤンシー効果という、特別な効果を持っている。
♢9マラカイト
銅の鉱床に見られる二次鉱物。
マラカイトは、緑色の鉱物で主に装飾品として使われてきた。
別名は孔雀石で、磨くと表面が孔雀の羽の模様になることから、この名前がついた。
♢10アズライト
銅の鉱床にみられる二次鉱物。
多くは塊状で発掘される。
昔から青色の顔料としても使われてきた。
♢Jマグネタイト
マグネタイトは鉄の重要な鉱物。
様々な岩石中に見られる。
多くは粒状だが八面体や十二面体などの結晶としても発掘される。
鉄を引きつける磁石の性質を持つ。
♢Qロスコー雲母(ロスコーウンモ)
ロスコー雲母はバナジウムを含む珍しい雲母。
淡い緑色をしていてものすごい薄さで剥がすことができる。
雲母は耐熱性に優れている。
他には電気を通さない絶縁体としてコンデンサーなどの電化製品に使われている。
♢Kリチア雲母(リチアウンモ)
リチア雲母はリチウムを含む雲母。
ペグマタイト中に産出する雲母で、ロスコー雲母と同じでとても薄く剥がすことができる。
♢の鉱物について
♢の鉱物は面白い性質を持つものを取り入れています。
薄く剥がすことができたり、磁石のようになったり、微量の成分の違いによって名前が変わったり、いろいろな性質を持っています。
入手は簡単で手に入れやすいです。
♧クローバーの鉱物たち
♧1十字石(ジュウジセキ)
十字石は、その名の通り十字架の形をしている。
十字石には60度で交わるものと、90度で交わる2つのタイプがある。
日本でも採取することができるが、はっきりと綺麗な十字架の形になる結晶は少ない。
♧2ジルコン
コンは、ジルコニウムを豊富に含む石である。
さらに熱に強く錆びにくく、また中性子を吸収しにくいので、原子力発電所を建てる時にも使われている。
♧3ブロンズ
ブロンズは、銅とも呼ばれ金属鉱物のなかでも古くから使われてきたもの。
生産量、消費量ともにとても多く5円玉、10円玉にも使われている。
♧4タンザナイト
タンザナイトは、地球上でタンザニアのメレラニ鉱山からしか発掘されません。
主に青色や無色透明、紫色で発掘される。
硬度は7と硬めに見えるが、タンザナイトは衝撃に対してもろい性質があるので、保管には注意が必要である。
♧5フローアパタイト
フローアパタイトは燐灰石の一種で、非常に広い地域、国でとることができる。
多くはアクセサリー、装飾品などに使われるが、化学肥料の材料としても使われる。
♧6デザートローズ
デザートローズは主に石膏や重晶石などからできている。
なぜこのような花弁状の結晶になるかは分かっておらず、複雑な美しい結晶となるため観賞用として使われる。
♧7緑鉛鉱(リョクエンコウ)
緑鉛鉱は比重が7と重い鉱物である。
六方晶系の鉱物の一つで名前の通り緑色をしている。
鉛を含む、鉱床に見られ石英などと共生する。
♧8スコレス沸石(スコレスフッセキ)
スコレス沸石は沸石の一種で、針状になった結晶が放射状に集合しているもの。
同じ沸石の仲間の、ソーダ沸石や中沸石とは形が似ていて肉眼での区別は難しい。
♧9フローライト
フローライトは、世界各地で発掘される鉱物である。紫外線を当てたり、石を加熱したりすると発光する。
しかし、加熱すると石が砕け散ってしまうことがある。
主にフッ素の原材料として採取され、日常生活の様々なところに使われている。
♧10瑪瑙(メノウ)
瑪瑙は水晶と同じ成分でできている。
瑪瑙は、石英の細かな粒が塊になったもの。
色の違いは、瑪瑙に含まれている成分の違いである
♧J重晶石(ジュウショウセキ)
重晶石は、昔の日本でも発掘されていた。
この重晶石が板状になり、バラの花のように見える物をデザートローズと言う。
♧Q黄鉄鉱(オウテッコウ)
黄鉄鉱は、硫黄と鉄の化合物で日本でも火山の周辺で採取することができる。六面体や十二面体の綺麗な結晶が多い。
色が金と似ているためよく間違えられる。
♧K方鉛鉱(ホウエンコウ)
方鉛鉱は、比重が重く立方体をしている。
鉛の重要な鉱物でもあり銀色に光っている。
しかし、時間がたつと表面が酸化してしまいくすんでしまう。
♧クローバーの鉱物について
♧の鉱物は日常でいろいろなことに使われてるものを取り入れました。
フッ素の原材料となったり、鉛の原材料となったり鉱物は日常のいろいろなところで役立っています。
入手難易度はまあまあで観賞用よりも産業用に使われる事が多いです。
♤スペードの鉱物たち
♤1方解石(ホウカイセキ)
方解石は文字が二重に見える「複屈折」という性質を持っている。
結晶の形や結晶の色は様々で、菱形や双晶、ピンク色や白色などがある。
♤2セプタリアンノジュール
セプタリアンノジュールは長い年月をかけて作られた鉱物。
貝殻の化石や泥が球体に固まりその隙間に、方解石やアラゴナイト、黄鉄鉱などが成長することがある。
これをセプタリアンノジュールと言って日本では「亀甲石」とも呼ばれる。
♤3ロードクロサイト
ロードクロサイトは、名前の通り「バラ色の石」。
ピンク色や、赤色が主な色の鉱物である。
宝石になりそうな鉱物ですが、硬度が低く主に観賞用の石として使われている。
♤4アラゴナイト
アラゴナイトは、方解石と同じ成分をもつ石である。
カルシウムが主な成分で、硬度が4と低く壊れやすい。
結晶が集まり、菱形や双晶などの様々な形になるのが特徴である。
♤5バナジナイト
バナジナイトはバナジウム鉱石の一つで産業に用いられている。
赤色〜茶色の鉱物で硬度が3と低い。
方鉛鉱などの鉛が酸化してできる珍しい鉱物。
♤6アポフィライト
アポライトは火山の周辺で採取することができる。
普通は無色透明ですが微量な成分の違いで、薄い緑色やピンク色に変化する。
ある方向から見ると魚の眼のような部分があり、別名魚眼石と呼ばれる。
♤7十勝石(トカチイシ・トカチセキ)
十勝石は、激しい火山活動によって生まれたもので黒曜石の変種である。
赤い部分と黒い部分の成分は同じで、溶岩からできている。
赤い部分は酸化した溶岩から、黒い部分は酸化していない溶岩からできたもの。
日本では、北海道の白滝付近でしか採取することができない。
♤8氷晶石(ヒョウショウセキ)
氷晶石は、グリーンランドで発見された鉱物である。最初は「融けない氷」だと考えられていたのでこの名前がついた。
19世紀〜20世紀にかけては、アルミニウムの溶融剤として使われていた。しかし、資源が枯渇してしまい現在は使われていない。
屈折率が、水とほぼ変わらないため透明な結晶を水の中に入れると分からなくなる。
♤9天青石(テンセイセキ)
天青石は、青い結晶だが赤色の花火の原料になる石。
天青石は、ストロンチウムを含む鉱石でもあある。
中国やスペイン、マダガスカルからは良質で綺麗な結晶が産出される。
♤10鉄電気石(テツデンキイシ・テツデンキセキ)
鉄電気石は電気石の中でも産出量が多く鉄を豊富に含んだ鉱物。
他にはナトリウムを含んでいて他の電気石と同じように花崗岩周辺に生成される。
♤Jリチア電気石(リチアデンキイシ・リチアデンキセキ)
リチア電気石は赤色や青色、黄色など微量に含まれる成分の違いで様々な色に変わる。
一つの結晶に、二色、三色の色があることもある。
特に人気なのは「ウォーターメロン」という、リチア電気石で内側は赤色、外側は緑色になっている。
♤Q異極鉱(イキョクコウ)
異極鉱は結晶の上半分と下半分の形が異なる代表的な鉱物。
異極鉱の場合は、一方は尖っているのに、もう一方は平らになっている。
異極鉱は最初は無色透明だが、微量に銅を含むことがあり青色に変わることがある。
♤K翠銅鉱(スイドウコウ)
翠銅鉱はエメラルドのような綺麗な緑色をしている。
しかし、硬度がエメラルドが9なのに対して翠銅鉱は5でである。
なので、カットされて宝石として出回ることは少ないです。
♤スペードの鉱物について
♤の鉱物は、形や色が面白いものを取り入れました。
色がマーブルになっていたり、形が複雑なものなどを集めました。
入手難易度はまあまあですが、名前は聞かないものばかりです。
JK(ジョーカー)
JKカバンシ石(カバンシイシ・カバンシセキ)
カバンシ石は主に球状で青色の鉱物。
沸石と見つかることが多く、1973年にアメリカで発見されました。
しかし、その後、一時期産出が途絶え幻となった。
現在は主にインドで採取することできる。
JK隕石(インセキ)
隕石は、主に石質隕石と鉄隕石、石鉄隕石に分かれる。
隕石は、宇宙に存在する惑星などから降ってきた破片が
地球の表面に落ちてきたものを言います。
その中でも、石質隕石が多く約90%、鉄隕石が9%、石鉄隕石が1%の確率で降ってくる。
だいたいの隕石は、黒色〜灰色をしている。
JKについて
JKジョーカーには自分のお気に入りを取り入れました。
2つとも希少な鉱物で入手難易度が高いです。
特に隕石は種類、硬度、比重がいろいろあるので自分のお気に入りを見つけるのは大変です。
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主に鉱物について色々語っています。